スマホやゲームに夢中な小学生とどう向き合う?家庭で試したいデジタルとの付き合い方
こんにちは!
わっしーコーチです。
放課後や休日、気がつけばずっとスマホ。ゲームを始めたらなかなか終わらない。そんな様子を見ていると、「これ、このままで大丈夫なのかな……」と心配になることがありますよね。
かといって、スマホもゲームも全部禁止!としてしまえば解決するかというと、たぶんそんなに単純でもありません。学校でもタブレットを使いますし、これから先、子どもたちがデジタル機器を使わずに生活していくことはほぼないと思います。
だったら、遠ざけることだけを考えるよりも、「どう付き合っていくか」を一緒に考えていく方が現実的なのではないかな、と私は思っています。
「何分まで?」だけで決めると、親も結構疲れます
「ゲームは一日30分まで」「宿題が終わってから」。こうしたルールを決めているご家庭は多いと思いますし、もちろん時間を決めること自体が悪いわけではありません。
ただ、ゲームって、ものすごく中途半端なところで30分が来たりするんですよね(笑)。あと少しでクリアなのに、友達とちょうど盛り上がっているのに、「はい時間!」と言われれば、子どもとしては納得できないこともあります。
そして毎日のように「もう終わりだよ」「あと何分?」「まだやってるの?」と声をかけ続ける保護者の方も、当然疲れます。
そこで、時間だけではなく、「今日は何をするために使うのか」も一緒に考えてみるのは一つの方法だと思います。
- 友達とゲームをする
- 好きな動画を見る
- 分からないことを調べる
- 絵や音楽を作る
- プログラミングで作品を作る
同じ一時間でも、何となく画面を眺め続けた一時間と、「今日はこれをやる」と自分で決めて過ごした一時間では、少し意味が違います。
毎回きっちり目的を決める必要はありません。ただ、「デジタル機器って、遊ぶ以外にもいろんな使い方があるんだ」と知っているだけでも、付き合い方は少し変わってくると思います。
ゲームが好きなら、まずゲームの話を聞いてみる
子どもがゲームに夢中になっている時って、こちらとしては「そんなにやって何になるの?」と言いたくなることもあります。
でも私は、好きなことなら一回ちゃんと話を聞いてみてもいいと思っています。
「今、何してるの?」「このゲームってどうなったら勝ちなの?」「どこが一番難しいの?」と聞いてみると、意外とものすごい勢いで説明してくれる子もいます。
別に保護者の方がゲームに詳しくなる必要はありません。大事なのは、「それをやめなさい」と言う前に、その子が何を面白いと思っているのかを少し覗いてみることです。
好きなものを人に説明しようとすると、子どもは頭の中にあることを順番に整理します。ルールや仕組みを説明しているうちに、「自分はこのゲームのここが好きなんだ」と本人が改めて気づくこともあります。
ゲームをしている時間を全部「無駄な時間」として見るより、そこから会話を始めてみる。そのくらいの距離感でもいいのではないかなと思います。
遊んでいたゲームを、自分で作る側から見てみる
そして、Do! Kids Labとして面白いなと思っているのが、いつも遊んでいるゲームを「作る側」から見てみることです。
例えば、キャラクターがジャンプする。ただそれだけの動きでも、実際に作ろうとすると「どのボタンを押したら?」「どのくらい高く?」「着地したらどうなる?」と、いろいろ考えなければいけません。
敵に当たったらゲームオーバーになる。10点取ったらクリアになる。ボタンを押すと音が鳴る。普段は当たり前のように遊んでいるゲームも、一つずつ分解してみると、たくさんの仕組みが組み合わさってできています。
自分で小さなゲームを作ってみると、「このボタンを押したら、なんで動くんだろう」「この動きはどうやって作っているんだろう」と、いつもとは少し違う目でゲームを見るようになります。
私は、この変化がすごく面白いと思っています。
昨日まで「遊ぶもの」だったパソコンが、今日は「自分で何かを作れるもの」になる。デジタル機器そのものが変わったわけではないのに、子どもの側の見え方が変わります。
「ゲームをやめる」より「どこで終わる?」を一緒に考える
もう一つ、ご家庭でもやりやすいのが、始める前に終わり方を決めておくことです。
「30分経ったら絶対終了」だけではなく、「今やっているステージが終わったら」「動画を一本見たら」「作品を保存したら」というように、子ども自身にも分かりやすい区切りを作ります。
もちろん、毎回きれいに終われるわけではありません。人間ですから(笑)。楽しかったら「もうちょっと!」となりますし、途中で終わりたくない日もあります。
そんな時も、「約束守れなかったね」で終わるより、「今日はどこで止めにくかったんだろう」と一緒に考えてみる方が、次のルールを作りやすくなります。
家庭ごとに生活リズムも違いますし、子どもの性格も違います。全員に通用する完璧なスマホルールなんて、たぶんありません。
デジタル機器を「悪者」にしたくないんです
私は、スマホやゲームそのものが悪いとは思っていません。
ゲームから友達ができることもありますし、動画から知らなかったことに興味を持つこともあります。デジタルだからこそできる表現や、学び方もたくさんあります。
だからこそ、「ゲームばっかりやって!」と全部を悪者にしてしまうのは、少しもったいないと思っています。
ただ遊ぶ日があってもいい。動画をぼーっと見る日があってもいい。その一方で、ときどき自分で何かを作ったり、調べたり、人に説明したりする時間もある。
そんなふうに、デジタル機器との付き合い方にいくつかの選択肢を持てる子になってくれたらいいなと思います。
Do! Kids Labでプログラミングを教えているのも、ゲームをやめさせたいからではありません。
「これ、遊ぶだけじゃなくて自分でも作れるんだ」と知ってほしいんです。
自分が普段楽しんでいる世界の裏側に仕組みがあって、その仕組みを自分の手でも少し動かせる。その経験は、デジタルとの関係を考える一つのきっかけになると思っています。
正解を探すより、その家庭に合う付き合い方を
スマホやゲームとの付き合い方には、「これをやれば絶対うまくいく」という正解はないと思います。
時間を厳しく決めた方が合う子もいれば、ある程度本人に任せた方がうまくいく子もいます。ゲームの話をたくさんする家庭もあれば、制作やプログラミングに興味が向く子もいます。
大切なのは、スマホを使っている時間だけを見て一喜一憂するのではなく、その子がデジタル機器とどんな関係を作っているのかを、少し長い目で見ていくことなのではないでしょうか。
教室で「作る側」のデジタル体験がどんなものなのか気になった方は、授業体験をご利用ください。
わっしーコーチ